毀れるまで飲みたいなと思うときの壊したいものとはなんだろう

極私的なこと、ベルリンから帰国直後ずっと抱いていたあの気持ちについて。なにやらここ数日とても「退屈」な気持ちが続いている。だがここでなにが退屈、なにに対して退屈かと問われても自分の心はその退屈の対象をもたない、なんとなく退屈(Es ist einem …

私の人生は私のものだから私の勝手だなんて思うのは超傲慢だ

どうしてもがまんできないこと、歴史について。これまでの歴史は強者の歴史、つまり強者によって語られてきた強者のための歴史であったという。だからこれからは逆に歴史は弱者の歴史になる、わけがない。というのも弱者はそもそも歴史をつくらない、歴史と…

他者―多謝のない振る舞いを見ると心が痛んでふしふしくるしい

マスクをすること、他者性について。空気は他者の会合だ、そのため、空気清浄機などで、ここでコンテクストの空気をよまない、よめない自分のmac bookは「空気星条旗」という素敵な変換ミスをだした、フロイトは「失錯行為」、つまり言い間違いに個人の無意…

そもそも輪廻は再誕の繰り返しだろう

身の周りの右傾化について。このごろ、身の周りの右傾化、つまり身の回りの風潮が、日本は日本だから好きや、日本人は日本人だから好き、といったような、土地や血、民族に基づいた自国への盲目的な愛が強くなってきている、最近の例としてだすのが、映画『…

息苦しいなあ、いろいろと

自分のとりあえず「論考」、結局は批評の立ち位置について。自分にとって、自分にとって、自分にとって、三回繰り返したからもういいだろう、つまり、他の人がどう考えようと批判はしようとも否定はしないから少なくとも私にとっては、哲学や思想など概念や…

Diskommunikation diskommuniziert Diskommunizieren

永劫回帰や死の欲動の理論からどうしても派生する問題系について、小学生でも分かる言葉で大真面目に書く。 過去が未来で、昨日が明日であるならば、今日はいつだろう?知識や賢さでは退けをとっても、考えることに関しては、もちろんここでは考えることに対…

イヤホンをしているきみの耳にはだれかの悲鳴は聞こえない

狭義の文献学批判、思考すること、呼吸することについて。ゲーテを理解するためにはゲーテのテクストを読めばいいという狭義の文献学的な考え方にはどうも疑問、というかむしろ、反感をおぼえずにはいられない。ここでの反感はもちろんゲーテ理解のためにゲ…

らくだも反芻する

自由やアカデミズムについて。このごろ行動や性格、思考の問題を空間の観点から考えるのが好きだが、大学での議論の場、つまりゼミや講演の場所について考えをめぐらせてみた。というのも、どうも最近あの教室というやつが大嫌いで、とくに机という、つまり…

いびきを書く

「思想」は語るものではなく、使うものだ。 「思想」のテクストは「自然」から抽出されたものであるが、豆腐は大豆でないように、「思想」は「自然」ではない。だから、「思想」と「世界」を読むメディア(媒介者)である批評家は、「思想」を「自然」に対し…

脳くらり

ぐでろぐでろの研究発表のあと、煙草ビア麺媽煙草ビア蒸しビア鶏餃子煙草煙草ビアビアビア煙草ラムコーク煙草ジントニック煙草喰らい、暗い明け方まだ仄かな帰路の途中、脳が砂袋のようで、ああ頭がつかれた。しかしまあ、頭がないし脳が疲れたのであれば、…

天才はヘンタイの賛成なのだ

BOSSの缶コーヒー「ファーストクラス」をついに飲んだものの、その他のエコノミーな缶コーヒーとの違いは名前以外には分からず、その甘い味とは反対に、コーヒーのように黒くニガニガしい思いをした。でも、いいのだ。自分の脳内は仲間との会話によって、い…

すこし資本主義的だけれどもさ

このごろCMではよく見る、ジョージアの新商品「ファーストクラス」、 一日の終わりにご褒美として買おうとするけど、自販機では全くみないな、なんて思っていたら、BOSSだったぜ。 ものを書こうとすると、自分の語彙不足、Wittgensteinを引けば、このことは…

液体になるためにはどうしたらいいだろうか

俺はすでに死んでいた、ことを自己中研究生活に溺れて忘れていた。 知性は、性欲(エロ)や無知性(バカ)を肯定できるのか?という問いにYes we canと胸をはって言えない限り、知性ないし知性的な振る舞いを偏重する気はない。そんなポテンシャルの狭い(ち…

空気を肯定する

気をつけないと、モラルはしばしばエリートの味方だけをしている。神は知だった。でも、共通不変の神である知を想像するためには、体は邪魔だった。というのも、体はまず眼に見える、そのため、万人の体がきれいだったらいいが、どうしても、デブだったり、…

胸に散弾銃

問題は、萌えに溺れる変わりに、消費に猟られる変わりに、愛に逃げる変わりに、いかにしてニヒリズムを克服できるのか?鋼鉄の意志でか?ブログなどでコメントをもらうとうれしいのかもしれないけど、そのコメント欄に真っ先にコメントしてくれるのは、エロ…

きれいごとを言い通す

フロンティアはいつしか人の心になる。 赤かろうが白かろうがお祭り色の資本主義なんて結局どうでもよく、不快感をおぼえているのは、進歩主義に対して。というのも、熱い(Hot)ためにはなにかをつねに燃やしていなければならない。蛾、燃やすものがなくな…

憎々しい肉はない

TVのつまらなさにWOWOWにチャンネルを替えると映画『いのちの食べかた』("Unser täglich Brot", 2005)がやっていた。いのちの食べかた [DVD]出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/11/29メディア: DVD購入: 20人 クリック: 271回この商品を含むブログ…

俺の海よ

アカデミック、教授などという死臭のするポジションに付く気は毛頭ないのだけど、どうやらベルリンで博士論文を書く気配がし始めた。それに、考えてみれば、どこかチキった感のあるダブル・マスターよりは、ドクターをサバイヴする方が生き甲斐がありそうだ…

はっとしたんか

路上を歩いていると、前方お腹のあたり中空に羽虫コガネ系、飛んでいる。おれは人間だから、なんのことはなく奴シカトして歩き続ける。と、もちろん虫、俺にあたって。普通、車でもいい、振り子でもいい、ビリヤードの球でもいい、ふたつの運動体が衝突すれ…

これでいいのだ?

池袋、東京芸術劇場の芸術監督に就任した野田秀樹がめざす「実名」の発信、自分の言葉で言い換えれば、場所、Hot placeに基づいた発信には、自分の今後の方向性ともあいまってひどく共感している。というのも、場所に基づいた発信、ここでは劇場、は、(1)…

俺の思い出はかえらねえのか

誕生日に合わせ、Freie Liebeの相手に送るための写真を整理、ふたりの思い出をより鮮明に残すために日付なんかいれてしまおう、しめしめ、と現像してみると、一年の時差、ならぬ、誤差。右下には、2008/07/28の文字。ちゃうねん、2009年。俺、強烈にへこむ。…

文句のひとつもいえねえようなやつは墓場いきだ

日本に遊びにきているドイツ人の友人と頻繁にあっているせいか、またこいつのしゃべるドイツ語がきたねーきたねー、たまたま「テレビでドイツ語」を観たせいか、以前より現地の(おもにベルリンの)生っぽい情報やそもそものドイツ語が話される機会が増えて…

表現者が好き

花*花がこんなことを歌っていたっけ。ああー、よかったなあ。とくにこの数日は。理由は、出会いに結びついている。この出会いをつくりあげてくれた人々にはとくに感謝している。というかむしろ出会いはきっと最近ハマってる、オクタビオ・パス(Octavio Paz…

きょうの出会いは必然だった

必然性の度合いが低ければ低いほど、必然めいたものを感じる。というのも、必然性の度合いが低いということは、まぎれもなく、偶然、ということなのだけど、とてつもなく偶然だからこそ、それが起こりえたとき、必然になる。まったく起こる可能性が少なかっ…

Bodyがお留守だぜ

潜水服は蝶のようなため息をつくだろうか。 柄にもなくアートプロジェクトのようなものに顔を出している。本当に淋しくなる。アートを通して、コミュニケーションを促進するって?それもうコミュニケーションじゃないだろ。アートを通さなきゃ、なにか模型さ…

ほんとにユニクロが好きなのか?

「UNIQLO CALENDAR」これを見ていて、思う。こんなセカイ間違ってると。でも、何に対して間違ってる?と理路整然、問われても、明確な答えはいまだ出せないだろう。ユニクロのセカイには、「現実味」、より強くいえば、「俺、私、わたし、僕、ぼく味」がない…

君は野犬の目をしている

人間をしれじれ分類するのは、えせ精神分析みたいだし、キャラクターをあーだこーだとカテゴライズしようとする試み自体がなにかしみったれてる思うのだが、せっかく出会ったのだし、文節化の練習ということで、結局、記すことにする。「変わり者」について…

なかなか、どうして

多数性、極まって無志向性を志向しているものが好き。だから、ジェンダー・フリーか否かはどうでもいいのだが、男が「男」である必要はないし、女が「女」である必要はない。つまり、おかまでも、おなべでも好きに決定すればいい。多数へ向かっているから。…

ったく、自由じゃねえな

mixiでコメントをもらうとうれしい、というヒポテーゼを検証するため、実際にmixiにコメントを書こうとすると、挫折。なにやら、外部の人はダメなんだと、ほんと日本のコミュニティー・ケーションって他者性あるよね。なもんだから、結局はてなに書くかくし…

この国にいかにして「出口」をつくるのか?

帰国後、東京ではじめて花金の終電にのる。そこで、ほんとうの泣きたくなる地獄と無力なじぶんを見た。でも、同時にだからこそ「出口」もみえた。■理論篇■ 花金の終電の満員電車内はポーランドでみたビルケナウ強制収容所と変わらない。アガンベンを待たずと…